4/30 なんでも終わってしまえば空しい
自分は楽しいことがあっても「あー楽しかった!」と思って床につけるタイプではありません。楽しいことが終わると空しい気持ちが起こってきます。(なので、楽しいことよりも癒されることのほうが好きだったりします。)
失恋もこれと同じだったのだな、と今日思いました。
人間関係が途絶える、というのは、死別を除けばこれがはじめてかもしれません。長いこと疎遠になっているとしても、その人は心のなかでなんとなく存在しています。その意味で人間関係は「終わらない」ので、空しさを感じることはあまりありませんでした。
失恋の場合は、心のなかに留め置くのを拒否されるような、ブチっと切られてしまうような、そういう感覚がありました。果てしなく幸せで、最高に楽しかった元カノとの関係が「終わって」しまったのです。持続していた期間が長かった分、空しさが今もずっと続いています。
空しさは、時折楽しいことをしている最中にも浸食してきます。今日は喫茶店巡りをしたのですが、ふいに「自分は何をしているんだろう」という考えが頭をよぎり、一気に空しくなってしまいました。いろいろ足掻きましたが、空しさに抗うことはできず、悄気た状態で帰途につきました。
いったいいつになったら楽しめるようになるんだろう、と思います。もちろん失恋直後よりはマシになっています。ただ、新たな楽しみを見つけることにもなんだか疲れてしまいました。思えば、空しさや悲しさに引き摺り込まれないように、ずっと戦闘態勢で楽しめることを探していたように思います。でも、いったんそれをやめて、再び空しさや悲しさに浸ってみるべきなのかもしれないなと思いました。
世間はゴールデンウィークで、ここぞとばかりにそれぞれが楽しんでいます。なんだか置いていかれたような気持ちになっています。でも、仕方がないかな。